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コラムcolumn

歯のクリーニングとホワイトニングの違いを詳しく解説!

歯がきれいな女性

こんにちは。京都市伏見区にある「ひらうち歯科」です。

歯をきれいにしたいと考えた時に「クリーニングとホワイトニング、どっちを選べばいいの?」と迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。歯のクリーニングとホワイトニングは全くの別物で、目的も施術方法も効果も異なります。

この記事では、歯のクリーニングとホワイトニングの違いについて解説します。それぞれの効果についても説明していますので、どちらの施術を受けようか悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。

歯のクリーニングとは?

歯のクリーニングをする女性

歯のクリーニングとは、歯垢や歯石を除去しお口の中の健康を維持するために行う施術です。歯垢はプラークとも呼ばれ、歯に付着する細菌の塊のことです。

歯垢は歯磨きで除去できますが、歯垢が石灰化し歯石になると歯ブラシでは除去できなくなります。専用の器具を使用する、歯科医院の歯石除去を受ける必要があります。

歯のクリーニングには、保険が適用されるものと、保険適用外の自由診療のものがあります。治療が必要と診断された歯のクリーニングには保険が適用されます。美容目的で行われる歯のクリーニングは自由診療となるのです。

ただし、自由診療の歯のクリーニングの1つであるPMTCを保険診療で行っている歯科医院もあります。PMTCとは、歯垢や歯石を除去したあと着色を取り除き、歯の表面をツルツルに磨き上げ、仕上げにフッ素を塗布するクリーニングです。

PMTCを行えば、バイオフィルムと呼ばれる歯磨きでは除去できない歯の表面にある細菌の膜も除去できます。虫歯や歯周病の予防効果も期待できるでしょう。

保険診療でPMTCを取り入れている場合、およそ30分程度の施術時間のケースが多いです。自由診療のPMTCであれば、1時間程度かけて徹底的にクリーニングを行います。

着色除去などの審美的な目的で歯のクリーニングを受けるのであれば、自由診療の歯のクリーニングのほうがより徹底したケアを受けられるでしょう。

歯のクリーニングとホワイトニングの違いは何?

歯のクリーニングとホワイトニングを比較する女性

歯のクリーニングとホワイトニングは、施術方法も効果も目的も異なります。大まかに分別すると、歯のクリーニングはお口をきれいに健康な状態にすることが目的であり、ホワイトニングは歯を白くすることを目的としています。

歯のクリーニングは、保険診療であっても自由診療であっても歯の表面の歯垢や歯石を除去する施術です。美容目的である自由診療の歯のクリーニングであれば、歯垢・歯石除去に加えて歯の表面を磨き上げるため、着色もきれいに除去することが可能です。

ただし、歯のクリーニングでは着色を除去して歯本来の白さを取り戻すことができても、さらに白くすることはできません。ホワイトニングは歯を白くすることを目的とした治療のため、歯垢や歯石を除去することよりも歯を漂白して白くすることを重視しています。

<歯のクリーニングとホワイトニングの違い>

施術方法 歯のクリーニング ホワイトニング
目的 ・歯周病を改善する
・着色などを除去してきれいにする
・歯の色を白くする
効果 ・虫歯や歯周病の改善・予防
・着色を除去するので歯の表面がきれいになる
・歯の色が白くなる
・コンプレックスを解消できる
・清潔感を得られる
種類 ・保険診療
・自由診療
・オフィスホワイトニング
・ホームホワイトニング
・デュアルホワイトニング
費用 ・保険診療:3,000円前後
・自由診療:1万円前後
・自由診療なので歯科医院によって異なる
・1万円〜8万円程度が相場

歯のクリーニングとホワイトニングはどちらが先?

歯のクリーニングとホワイトニングはどちらが先か考える女性

歯のクリーニングとホワイトニングの両方の施術を受ける場合は、歯のクリーニングを優先させたほうがいいでしょう。

ただし、被せ物や詰め物の治療が必要な場合は、ホワイトニングを先にしたほうがいいかもしれません。例えば「歯を白くしたい」という方は、被せ物や詰め物も天然歯の白さと合わせたいと考えるでしょう。

ホワイトニングは天然歯に有効な治療法であり、被せ物や詰め物は白くできません。ホワイトニングより先に被せ物・詰め物の治療をすると、天然歯と色味が変わってしまうのです。

ご自身が理想とする白さの被せ物・詰め物を入れることは可能ですが、ホワイトニングの効果には個人差があるため、ホワイトニング後に違和感が生じないとは限りません。

この場合は、先にホワイトニングを行って歯を白くしてから、ホワイトニングで白くなった歯の色に合わせて被せ物・詰め物の色を決めたほうが自然できれいな仕上がりになります。

被せ物や詰め物の治療が必要な場合、もしくは被せ物や詰め物をやり直したい場合は、ホワイトニングも受けたいことを歯科医師に相談しておくといいでしょう。ホワイトニングを受けることを想定して、治療計画を立てられます。

歯のクリーニングを優先させることで得られるメリットは、以下の3つです。

  • ホワイトニングの効果を高められる
  • クリーニングだけで解決できることがある
  • 虫歯が見つかることがある

それぞれ詳しく解説します。

ホワイトニングの効果を高められる

ホワイトニングをする前に歯のクリーニングを受けていると、歯の表面の汚れが取り除かれている状態なのでホワイトニングの薬剤が浸透しやすくなります。ホワイトニングを希望しても歯垢や歯石がたくさん付着していると、ホワイトニング効果が低くなるのです。

ホワイトニングの施術前に、簡易的にクリーニングを行う歯科医院も多いです。

クリーニングだけで解決できることがある

「歯を白くしたい」とホワイトニングを希望されていても、着色による歯の黄ばみが気になっているだけの方が少なくありません。その場合、歯のクリーニングを受けて着色を除去するだけで、本来の歯の白さを取り戻せるため悩みを解決できることがあります。

「ホワイトニングをしなくてもこれだけ歯がきれいになれば十分」という声も多いのです。着色で歯の色が気になっている方は、先に歯のクリーニングを受けてみてはいかがでしょうか。

虫歯が見つかることがある

歯垢や歯石が付着している状態だと、細かくチェックできず虫歯が見つからないことがあります。歯のクリーニングをした後であれば、虫歯をしっかり確認できるようになるでしょう。

ホワイトニングを受ける際に虫歯があれば、先に虫歯治療が必要になります。虫歯がある状態のままホワイトニングをすると、ホワイトニングの薬剤がしみて痛みが出る可能性があるからです。また、虫歯治療を後回しにすると虫歯が進行することもあります。

経過観察が可能な初期虫歯であれば、ホワイトニングを先に行うことも可能です。まずは歯のクリーニングを受けてきれいな状態にしてから、虫歯のチェックを受けるようにしましょう。

まとめ

歯をきれいにするイメージ

歯のクリーニングとホワイトニングは目的も治療内容も異なります。歯のクリーニングの目的は、歯周病の治療、または歯の表面をきれいにすることです。ホワイトニングの目的は、歯の色を白くすることです。

歯の色が気になっていると「歯のクリーニングを受けるべき?ホワイトニングを受けるべき?」と悩むことが多いでしょう。歯のクリーニングであれば着色を除去することで歯本来の色を取り戻せますが、ホワイトニングであれば漂白効果があるためさらに歯を白くできます。

どこまで歯の色を改善したいかによって、歯のクリーニングを受けるかホワイトニングを受けるか検討するといいでしょう。

歯のクリーニングとホワイトニングの両方の治療を受ける場合は、先に歯のクリーニングを受けたほうが良いといえます。クリーニングを受けることで、確認できなかった虫歯を発見できるでしょう。ホワイトニングの薬剤が浸透しやすくなるため、より効果が期待できます。

歯のクリーニングを検討されている方は、京都市伏見区にある「ひらうち歯科」にお気軽にご相談ください。

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