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コラムcolumn

インビザラインはつらい治療?我慢の先に輝く笑顔!

Close-up shot of doctors hands in gloves holding silicone mouth guard. Teeth care

矯正治療をしていることを知られたくない?

コロナウイルス感染症も終息の兆しが見え、普段と変わらない日常に戻りマスクをはずして歩く人も大分見かけるようになりました。

コロナ過の際に矯正治療を希望する患者さんが激増したこと、皆さんはご存じでしたか?
その理由として、矯正装置は目立つのでマスク生活が続いている間に矯正治療を済ましてしまおうという理由だからだそうです。

「矯正治療をしていることを知られたくない」という患者さんが多いことがよく反映された現象だとして、歯科業界ではちょっとした話題になったんです!

矯正治療がばれにくいマウスピース矯正

近年は矯正していることがわかりにくい透明なマウスピースを使用した矯正が主流になり、様々な企業からマウスピース矯正システムが開発・提供されています。

年々利用者も増えていて信頼された矯正治療の方法ですが、一方で

「つらい治療だ」
「失敗したんだけど!」

といったネガティブな話もたびたび見聞きする方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、マウスピース矯正が「つらい」と言われる理由や、正しく治療すればきれいな歯並びで笑顔が輝く毎日が待っている!そんな希望が持てる内容をお伝えします。

マウスピース矯正の代表格「インビザライン」とは?

数多くあるマウスピース矯正の中でも、シェア率が高くパイオニア的な存在が「インビザライン」です。

インビザラインは世界中で1400万人以上(2022年9月時点)の利用者と、100か国以上の歯科医師から信頼を得ているマウスピース矯正で、症例数の多さや様々な研究発表の学会も世界中で開かれていて、日々最新の情報や研究結果も共有できる、もっとも信頼と実績のある矯正システムです。

インビザライン矯正を患者さんへ提供する歯科医師は、インビザラインの講習を受講しライセンスを取得する必要があり、知識が必要な治療になります。

>マウスピースで歯が動くの?

歯並びを整えるには歯を動かしてスペースを作り、空いたスペースを活用して歯列をきれいに整えていく必要があります。

マウスピースで歯が動くの?と思いますよね?
マウスピースにはポリウレタン製の薄い材料を使用し、一定期間(個人差がありますが、およそ1~2週間の目途)でマウスピースを段階的に交換していき、材料の弾力性を利用してゆっくりと歯を動かしていきます。そのため、叢生(そうせい・歯並びがでこぼこしていること)の程度によりますが、数か月から1年以上の長い期間を要する治療になります。

この矯正法は、常に最新の研究が進められており、エビデンス(科学的根拠)も確立された治療なので、安心して治療に望めますね!

手軽さが逆に落とし穴に!?

マウスピースを装着するだけで歯並びが綺麗になるなら始めてみようかな!と思う方も多いと思います。

さらに最近では通院が極力少ない回数で済むオンライン治療が可能なツールもあり、ますます手軽に治療が出来るイメージのインビザライン矯正ですが、その手軽さがゆえに、ちょっとした困難にぶつかると患者さんにとって「つらい!」と思わせてしまう場合もあるようです。

メリットを多く感じるマウスピース矯正ですが、デメリットも少なからずあります。
デメリットも把握しておかないと、ちょっとしたトラブルで「治療を続けられるかな?つらいな」といった悩みに繋がってしまいます。

「つらい」と感じてしまう理由とは?

患者さんによって捉え方は人それぞれかと思いますが、「治療がつらい」と感じてしまう点は主に以下の4つが挙げられます。

① 長期間にわたる治療

少しずつ確実に歯を移動させていくには、治療計画に沿って長い期間をかけて歯を動かしていく必要があります。
1日のマウスピースの装着時間は最低でも20時間以上を推奨していますので、長期間に渡る治療が、「不便だな」「手軽だと思ったけどつらいな」と感じる一因となるのです。

② 正しく装着しないと歯が動かない

マウスピースを正しく装着しないと歯は動きません。
装着時間をしっかり守っていても、少し痛みを感じる位置まで、しっかり押しこんで装着しないと装置の矯正力が働かないため意味が無くなってしまいます。
アライナーチューイと呼ばれるマウスピースを歯に密着させる補助器具を用いたりするなどして、しっかり装着することが重要です。

③ 新しいマウスピースに交換した時に多少の違和感や痛みがある

ステップ毎に歯の移動量を考慮したマウスピースを段階的に交換し装着するので、交換して2~3日は浮いた感じや違和感があり、場合によってはきつくて痛いと感じる場合もあります。そういった違和感や痛みが「つらい」と感じる方もいるようです。

④ シミュレーション通りに歯が動かない場合もある

場合によってはシミュレーションの計画通りに歯が動かないことがあります。
そういった場合は治療が長引いてしまう事になりますし、計画に沿って製作したマウスピースが合わず痛みを感じたり、合わないマウスピースを装着する事で余計に歯が移動しにくくなり、途中で治療を投げ出してしまう原因にもなります。

「手軽さ」のメリットが専攻し、いざ治療を開始してこれらの現実に当たると、つらいと感じてしまう原因になるのです。

正しい治療でつらくない「インビザライン治療」

インビザライン治療は、一般的にはつらい治療ではありません。
ほぼ丸一日の装着時間の推奨がありますが、外すこともできるので、普段の生活に支障をきたすことなく治療を受けることが出来ます。

治療始めの数日間は、マウスピースに慣れるために違和感を感じることがあるかもしれませんし、新しいマウスピースに交換する際にも一時的な圧迫感等を感じることがありますが、通常はすぐに慣れていきます。

長期間にわたる治療になることがほとんどなので、そのあたりは覚悟をもって治療に臨めば、つらい思いは払拭されるでしょう!

定期的な歯科医師の検診も重要

マウスピースを段階的に交換していくだけの手軽なインビザライン治療ですが、歯が移動していく過程を歯科医師に定期的にチェックしてもらう必要があります。

「ちゃんと移動しているか?」
「マウスピースは破損なく使用できているか?」
など、総合的に歯科医師が診察することで治療の成功率もUPします。

普段からのマウスピースの脱着や管理は患者さんに一任しているので、その後の経過は
きちんと歯科医師に診てもらう事はとても重要で正確な治療に繋がります。

きれいな歯並びを手に入れるのは患者さん次第?

すこし突き放したような言い方ですが、マウスピース矯正は「患者さんの協力で成り立つ治療」です。

  • ・マウスピースを推奨時間きちんと装着しているか?
  • ・きちんと所定の位置にまで装着できているか?
  • ・定期的な通院はしていただけているか?

これらの項目は患者さんご自身で管理をする形になるので、きちんと守っていただき、普段の生活での疑問点や不具合は自己判断で解決せず、歯科医師に診てもらう事がきれいな歯並びの第一歩に繋がります!

まとめ

総合的に言えば、インビザライン矯正はとても負担の少ない治療法で、個人の感じ方や治療の進行状況によっては、一時的な不快感や違和感を感じることがあるかもしれませんが、それ以降は痛みや苦痛を伴う事はほとんど無いといえるのではないでしょうか。

治療の目的である「きれいな美しい歯並び」を手に入れるために、我慢強く治療を進めていくことが最大の成功の秘訣です。
歯が徐々に移動していく様子を実感でき、モチベーションも高まりますよ!

皆さんも、インビザラインで我慢の先に輝く笑顔、手に入れませんか?

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