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コラムcolumn

インビザラインで出っ歯の治療はできる?メリットや費用も解説!

インビザラインで出っ歯の治療を行う女性

こんにちは。京都市伏見区にある「ひらうち歯科」です。

インビザラインで出っ歯を治療できるのか、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。インビザラインは、透明なマウスピースを使用するため治療中であることがわかりにくく、多くの方から注目されている治療方法です。

この記事では、インビザラインで出っ歯を治療する際のメリット・デメリット、治療の流れ、費用について詳しく解説します。出っ歯の治療を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

出っ歯を放置するリスク

出っ歯を放置するリスクをイメージするブロック

出っ歯を放置すると、見た目の問題だけでなく全身の健康や心理状態にも悪影響を及ぼします。ここでは、出っ歯が日常生活や将来の健康にどのように影響するかを解説します。

歯並びや噛み合わせが悪化する

出っ歯を放置するリスクのひとつに、歯並び・噛み合わせの悪化が挙げられます。噛み合わせが悪いと咀嚼効率が低下し、食べ物を十分に噛み砕けないため消化不良を引き起こすことがあるでしょう。

さらに、不適切な噛み合わせは顎関節に負担をかけます。顎関節症を引き起こし、口を開けられない、口を開けると異音が鳴るなど、日常生活に支障をきたすかもしれません。

噛み合わせが悪いと、頭痛や首の痛みなどにつながることもあるでしょう。

虫歯や歯周病につながる

出っ歯は、虫歯や歯周病のリスクも高めます。歯が正常な位置にないと、歯ブラシが届きにくい部分が増えてプラークや歯石が蓄積しやすくなるためです。

歯周病は全身の炎症を引き起こし、心臓病や糖尿病、呼吸器疾患といった他の健康問題との関連も指摘されています。全身の健康に影響を及ぼすことも、出っ歯を放置するリスクといえます。

コンプレックスになる

出っ歯は見た目に大きな影響を及ぼします。特に、子どもや若者においては、出っ歯がいじめの一因となることが珍しくありません。

こうした経験は自尊心を低下させ、社交性に悪影響を及ぼすことがあります。大人になっても出っ歯がコンプレックスとなり、他人と積極的に関わることを避けるようになるかもしれません。

インビザラインで出っ歯の治療はできる?

出っ歯の症例

インビザラインは、目立たない透明なマウスピースを用いて徐々に歯を理想の位置へ移動させる方法です。

インビザラインで治療できるとされている出っ歯は、歯槽性上顎前突(しそうせいじょうがくぜんとつ)です。顎の骨格の問題がなく、歯が前方に傾斜していることで出っ歯になっている場合、歯の傾きを調整すれば改善できるでしょう。

顎の骨のサイズや位置関係、バランスなどの問題が原因の骨格性上顎前突(こっかくせいじょうがくぜんとつ)は、インビザラインだけでは治療できないことが多いです。この場合、顎の骨のバランスを整えるための外科手術が必要になるでしょう。

上顎が過剰に発達していることや、上顎が前方に位置していること、下顎の発達が進まなかったことなどが原因の場合、歯並びを整えるだけでは前歯の突出感は改善されないためです。

ただし、骨格性上顎前突でも軽度であればインビザラインで治療できることがあります。歯槽性上顎前突でも、歯をきれいに並べるためのスペースが足りず複数本の抜歯が必要な場合などは、インビザラインでは治療できないかもしれません。

インビザラインで治療できるかは歯科医師が判断するので、一度相談すると良いでしょう。

出っ歯の治療にインビザラインを選択するメリット

出っ歯の治療にインプレッションを選択するメリットのイメージ

ここでは、インビザラインの主なメリットについて詳しく解説します。

治療中であることが目立ちにくい

インビザラインのマウスピースは、透明なプラスチックで作られています。ワイヤーを使った矯正装置と比較すると目立ちません。治療中の見た目を気にする方や、人と接する機会が多い職種の方でも続けやすい治療と言えるでしょう。

マウスピースを取り外せる

インビザラインのマウスピースは取り外しが可能です。マウスピースを外して自由に食べることができ、食後の歯磨きも通常通り行えます。

食事の楽しみが制限されることなく、口内の衛生を維持しやすいため、治療中のストレスを軽減できるでしょう。

痛みが少ない

インビザラインは、他の矯正方法と比較して痛みが少ないとされています。マウスピースを使って力を加えて徐々に歯を移動させるため、歯や歯茎に急激な圧力がかかることが少ないのです。

また、患者さまの歯型に基づいて製作されるマウスピースは、フィット感が高く着け心地が良いです。慣れるまで数日かかる方もいますが、マウスピースを装着していても違和感なく過ごせるでしょう。

出っ歯の治療にインビザラインを選択するデメリット

出っ歯の治療にインビザラインを選択するデメリットのイメージ

インビザラインは多くのメリットがある治療法ですが、デメリットがないわけではありません。ここでは、出っ歯の治療におけるインビザラインの主なデメリットについて説明します。

治療期間が長くなる可能性がある

患者さまの歯の状態や治療の複雑さによっては、治療期間が長くなる可能性があります。ワイヤー矯正のほうが1本1本の歯に確実に力を加えることができ、1ヶ月で移動させられる歯の距離が大きいとされています。

インビザラインを選択すると、ワイヤー矯正で治療するよりも治療期間が長くなる可能性があるでしょう。

対応できない症例がある

上述しましたが、インビザラインでは対応できない出っ歯があります。特に、顎の骨格に起因する問題がある場合は、インビザラインだけでは前歯の突出感を改善できないでしょう。

自己管理が必要

インビザラインのマウスピースは取り外し可能なため、患者さまが自己管理を徹底しなければなりません。マウスピースは1日に20〜22時間の着用が推奨されていますが、これを守らないと治療効果が得られないことがあります。

自己管理が不十分な場合、治療期間が延びたり、追加の費用がかかったりする可能性があります。

インビザラインでどのように出っ歯を治療する?

インビザラインで出っ歯の治療をする女性

インビザラインは、患者さまの歯型に合わせて作られた透明なマウスピースを使って徐々に歯を移動させる治療です。初診時には、デジタルスキャンにより患者さまの口内の正確な3Dイメージを取得して、データを基に治療計画を立てます。

1日20〜22時間マウスピースを装着し、1〜2週間ごとに新しいものに交換して歯を移動させます。それぞれのマウスピースで適切な圧力を歯に加えることで、徐々に理想的な位置に導くのです。

インビザラインで出っ歯を治療する時は抜歯する?

重度の出っ歯の治療では、抜歯が必要となることがあります。抜歯の目的は、歯をきれいに並べるためのスペースを確保することです。

歯が重なり合って生えていたり、前歯を引っ込めるためのスペースがなかったりする場合は、抜歯が必要になるでしょう。歯を並べるスペースが十分にある場合や、歯の側面を削るIPRという処置でスペースを確保できる場合は、抜歯は必要ありません。

インビザラインで出っ歯を治療するときにかかる期間

インビザラインで出っ歯を治療する場合の治療期間を書き込む人

インビザラインによる出っ歯の治療期間は、一般的に12ヶ月から24ヶ月程度です。患者さまの出っ歯の状況や歯並びの複雑さによって前後するので、この期間はあくまでも目安です。

出っ歯の症状が重度な場合や、マウスピースの装着時間が短い場合などは、治療期間が延びる可能性があるでしょう。年齢が若い方や、口内環境が整っている方は、歯が動きやすく治療期間が短くなる傾向があります。

インビザラインで出っ歯を治療するときにかかる費用

インビザラインでの出っ歯治療にかかる費用を計算する人

インビザラインの費用は、患者さまの歯の状態や治療が必要な期間によって異なります。一般的には40万円から100万円程度が相場です。

部分矯正と全体矯正では費用が異なります。また、歯科医院によっては、検査料やマウスピースの調整費用など、様々な追加費用が発生する場合があります。

まとめ

インビザラインのマウスピース

インビザラインでは、出っ歯を治療できる場合とできない場合があります。症状や患者さまの状態によって治療できるかは異なるので、一度歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。インビザラインでは見た目に配慮した透明なマウスピースを使用します。日常生活に影響を与えずに治療を進められることや、取り外しが可能なため食事や歯磨きがしやすいことがメリットでしょう。

費用の相場は40万円から100万円ほどです。経済的な負担も考慮する必要があります。

インビザラインを検討されている方は、京都市伏見区にある「ひらうち歯科」にお気軽にご相談ください。

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