インビザラインは保険適応外なので、歯科医院ごとに費用が異なります。
そのため、「平均的な費用はいくら?」と気になっている方もいらっしゃると思います。
この記事では、インビザラインの平均的な費用や内訳を紹介します。
費用を安く抑えるポイントについても解説していますので、インビザラインを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
インビザライン費用の平均はいくら?
インビザラインの平均的な費用は、40~100万円です。
しかし、歯並びや患者様の年齢によってインビザラインの種類が異なるため、費用にバラつきがでます。
インビザラインの種類ごとの平均的な費用は、以下の通りです。
種類 | 平均費用 | 当院の価格 | 治療期間 |
インビザライン・コンプリヘンシブ (旧:インビザライン・フル) |
70~100万円前後 | 85万円(税込) | 1~2年半 |
インビザライン・ライト | 40~80万円前後 | 44万円(税込) | 最大7ヵ月
(マウスピース14枚まで) |
インビザライン・ファースト | 40~50万円前後 | 44万円(税込) | 最大1年半 |
インビザライン・コンプリヘンシブ(旧:インビザライン・フル)とは、いわゆるインビザライン矯正のことで、全体的な歯並びや噛み合わせを矯正する方法です。
すきっ歯や前歯のズレを治すなど、軽度な乱れを治す場合は、インビザライン・ライトが適応になります。
インビザライン・コンプリヘンシブ(旧:インビザライン・フル)よりも費用が抑えられるメリットがあるものの、適応できる症例が限られることと、マウスピースの枚数に制限があるので注意が必要です。
インビザラインは成人矯正だけでなく、小児矯正も可能です。
今までの小児矯正では、歯列を整える装置と顎の成長を促す装置は別の装置を利用していました。
しかし、インビザライン・ファーストでは、マウスピースをはめることで、歯並びを整えながら同時に顎の成長も促せます。
インビザラインは保険適応ではありません。
そのため、歯科医院ごとに料金設定が異なりますので、費用にバラつきが出ます。
上記で紹介した費用は、一般的なインビザラインの平均的な費用です。
あくまでも目安として、参考にしてみてください。
ワイヤー矯正との比較
矯正治療には、インビザライン矯正とワイヤー矯正の2種類あります。
ここでは、それぞれの平均的な費用と期間を比較して解説します。
全体矯正 | 平均費用 | 治療期間 |
インビザライン・コンプリヘンシブ(旧:インビザライン・フル) | 70~100万円 | 1~2年半 |
インビザライン・ライト | 40~80万円 | 最大7ヵ月 |
インビザライン・ファースト | 40~50万円 | 最大18ヵ月 |
表側矯正(ワイヤー矯正) | 60~90万円 | 1~3年 |
裏側矯正(ワイヤー矯正) | 120~150万円 | 1~3年 |
小児矯正(ワイヤー矯正) | 30~50万円 | 1~3年 |
インビザラインの平均的な費用をみて高いと思われたかもしれませんが、従来のワイヤー矯正と比べても、大きな差があるわけではありません。
しかし、ワイヤー矯正よりも期間が短いことが分かります。
インビザラインは、治療前に期間や費用をシミュレーションで確認し、その通りに患者様自身でマウスピースを交換して治療を進めていく治療法です。
そのため、マウスピースの装着時間を守れば、この治療期間よりも大幅に延びる可能性は低いといえます。
その点、ワイヤー矯正は歯科医師の判断によって治療を進めるため、治療期間にバラつきがあり、その分費用にも差が出るでしょう。
このことから、インビザラインは治療費用や期間が明確な治療法といえます。
ただし、治療期間や費用は患者様によって異なります。
実際にかかる費用などが詳しく知りたい方は、当院にご相談ください。
インビザライン費用の内訳
インビザラインの費用の内訳は、以下の通りです。
カウンセリング(初診費用)
カウンセリングの平均的な費用は、無料~1万円前後です。
費用にバラつきがあるのは、初回無料でカウンセリングを行っている歯科医院もあるからです。
カウンセリングでは、患者様が持っている歯並びに関するお悩みやインビザライン治療の疑問点を解消し、歯科医師とともにインビザラインの治療方針決めます。
歯並びや顎の状態によってはインビザライン以外の矯正方法がよい場合もあるので、総合的に判断してくれる矯正専門医を受診するとよいでしょう。
精密検査
インビザラインの精密検査の平均的な費用は、1~5万円です。
精密検査では、レントゲン撮影・CT撮影・口腔内写真の撮影・歯型採取などを行い、この情報をもとに治療計画を立てます。
インビザラインでは、専用ソフトで歯型をスキャンすることで、歯がどのように移動するかシミュレーションで確認できます。
シミュレーションすることで、理想的な歯並びになるまでの治療期間や費用がわかるのは、インビザラインならではといえるでしょう。
マウスピースの費用
マウスピースの平均的な費用は、40~100万円前後です。
インビザライン矯正に使用するマウスピースは、治療終了までの分を一括で製作します。
患者様ご自身でマウスピースを交換して治療を進めていくため、ワイヤー矯正のように治療の段階ごとに型取りする必要がありません。
そのため、ワイヤー矯正に比べて治療期間が短くすむでしょう。
調整費
インビザライン治療が始まると、1~2ヵ月に1度、マウスピースの調整とお口の状態を確認します。
調整費用の平均は1回当たり3千円~1万円です。
診察のたびに毎回費用がかかる歯科医院と、トータルの治療費に調整費が含まれている医院があります。
当院では、トータルの治療費にマウスピースの調整費も含まれているため、診察のたびに費用がかかることはありません。
治療がうまく進んでいない場合は、治療計画を修正し、マウスピースを追加したり作り替えたりすることもあります。
この場合は、別途費用がかかることになります。(当院では追加アライナーの送料5,500円)
保定期間
全てのマウスピースを装着し歯を動かす治療が終わったら、保定装置(リテーナー)をつけて歯の後戻りを防ぐ保定期間に入ります。
保定期間中の平均的な診察費用は、1回当たり3千円前後です。
保定期間中は3~4ヵ月に1度来院し、経過観察していきます。
歯科医院によっては診察の度に費用がかかるところもありますが、当院では無料なのでご安心ください。
その他にかかる費用
インビザラインの治療を進めるにあたって、お口の状態によっては抜歯が必要になることがあります。
虫歯や歯周病などで抜歯する場合は保険適応ですが、矯正治療で必要になった場合の抜歯は便宜抜歯といって保険適応にはなりません。
便宜抜歯の平均的な費用は1本あたり1万円前後です。(当院の便宜抜歯の費用は1万円)
抜歯と聞くとネガティブなイメージを持たれるかもしれません。
しかし、歯を並べるスペースを確保できたり、横顔を美しくできたりするメリットがあります。
そのため、歯並びをきれいに整えるためには必要な費用といえるでしょう。
インビザライン費用を抑える方法
インビザラインの平均的な費用は、40~100万円と決して安い治療ではありません。
ここでは、少しでも費用を抑えるために気をつけたい2つのポイントを紹介します。
マウスピースの装着時間を守る
インビザラインは、食事や歯磨き以外のほとんどの時間、マウスピースを装着していなければうまく治療が進みません。
治療が長引くことで、追加でマウスピースが必要になったり、最悪の場合作り直しになったりと、余分な費用がかかってしまいます。
できるだけインビザラインの費用を抑えるには、必ずマウスピースの装着時間を守りましょう。
トータルの治療費を明示している歯科医院を選ぶ
インビザラインは、保険適応外なので歯科医院ごとに料金設定が異なります。
最初にトータルの治療費を払えば追加の費用がかからない歯科医院もあれば、診察のたびに費用がかかる歯科医院もあります。
インビザラインの治療を含めた矯正治療は、歯科の治療に比べると治療期間が長いことがほとんどです。
そのため、診察のたびに費用がかかる歯科医院を選んでしまうと、結果的に思ったよりも費用が高額になるかもしれません。
インビザラインの費用を抑えるには、トータルの治療費を明示している歯科医院を選ぶとよいでしょう。
決して安くないインビザラインを始めるなら、歯科医院選びが重要です。
当院では、診察のたびに費用がかかることはありませんのでご安心ください。
まとめ
インビザラインの平均的な費用は、40~100万円です。
インビザラインの費用の内訳は、カウンセリングや精密検査、調整費などですが、歯科医院によっては診察のたびに追加で費用がかかることもあります。
インビザラインの費用を抑えるには、トータルの治療費を明示している歯科医院を選ぶとよいでしょう。
インビザラインでどのくらい費用がかかるかは、歯科医師の判断が必要です。
実際にかかる費用などが詳しく知りたい方は、ぜひ当院にご相談ください。