薄くて透明なマウスピースを使用するインビザラインは、目立ちにくいうえに取り外しもできるので、芸能人にも人気の矯正治療です。
この記事では、インビザライン治療を受けた芸能人や、芸能人に人気の理由を紹介します。
インビザライン治療における注意点にも言及していますので、インビザライン治療を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
インビザライン治療を受けた芸能人
インビザラインは、人前に立つ芸能人にも人気の矯正治療です。ここでは、実際にインビザライン治療を受けたと公表している芸能人を紹介します。
中野美奈子さん
アナウンサーの中野美奈子さんは、シンガポールでインビザライン治療を受けたことをブログで公表されています。
もともと、学生時代にワイヤー矯正を受けたそうですが、リテーナー(保定装置)をつけなかったことで下の歯が後戻りしてしまったため、インビザライン治療を始められました。
ブログの中で、インビザライン治療中にマウスピースをつけた笑顔の写真を公開されていますが、見た目にはわかりません。
インビザラインで使うマウスピースは、薄くて透明なので、矯正治療中の見た目を気にされる方におすすめです。
賀来賢人さん
俳優の賀来賢人さんは、ラジオでインビザライン治療を受けたと公表されています。「半年間毎日マウスピースを装着したが、誰にも気付かれなかった」と言われていました。
このように、インビザラインはワイヤー矯正と違って金属部分が見えることはないので、口元が目立つことはありません。矯正治療中も美しい口元でいたい方、矯正治療していることを気づかれたくない方にインビザラインがおすすめです。
藤井風さん
歌手の藤井風さんは、2021年の紅白歌合戦で、インビザラインのマウスピースをつけたまま出演され話題になりました。藤井さんは、歌を歌うときや人前に立つ時に取り外せるようにインビザライン治療を始めたそうです。
また、SNSでファンから「インビザラインの治療はまだしてる?」との問いに、「今まだつけてるよ」とマウスピースをつけた姿も公開されていました。
インビザラインは、ご自身の好きなタイミングでマウスピースの取り外しができます。歌を歌うときや楽器の演奏をされる方、人前に立つことが多い方などにおすすめです。
アンガールズ田中さん
お笑い芸人のアンガールズ田中さんは、インビザライン治療を受けたことをラジオで公表されています。
もともと上の歯が出っ歯でしたが、このまま放置しているともっと歯が前に出て、「いつか歯と地面が水平になる」といわれてしまったそうです。そのため、インビザライン治療で上の前歯をひっこめる治療を1年ほどされました。
インビザライン治療は、前歯の歯並びが気になる方や「上の歯だけ」「下の歯だけ」など、部分的に矯正したい方にもおすすめです。
芸能人にも人気の理由
インビザラインが芸能人にも人気の理由は、以下の4つです。
目立たない
インビザライン矯正は、薄くて透明なマウスピースを使用するので、目立たないことが1番のメリットです。
従来のワイヤー矯正は金属部分が目立つことで、無意識に口元を隠したり、笑いづらかったりと、コンプレックスに感じてしまうことも少なくありません。
その点、インビザライン矯正は、マウスピースを装着したまま人に会っても、気付かれることは少ないでしょう。
自分で取り外せる
インビザライン矯正は、マウスピースを自分で交換して治療をすすめていくため、いつでも取り外すことが可能です。
マウスピースを取り外せることで、味が変わらず食事を楽しめたり、歯磨きもしやすかったりと、矯正中でも普段通りの生活が送れます。
ワイヤー矯正で使用する装置は固定式で取り外せないため、ワイヤーやブラケット部分に食べかすが溜まりやすく、虫歯や歯周病になりやすいといえます。
その点、マウスピースを取り外して歯を磨けるインビザライン矯正は、隅々まできちんとお手入れできるので、虫歯や歯周病の心配もありません。
違和感や痛みが少ない
インビザライン矯正は、ワイヤー矯正と比べて、違和感や痛みが少ない治療といわれています。
ワイヤー矯正は、歯並びを整えるために一気に力をくわえるので、痛みを感じやすい治療です。対してインビザライン矯正は、マウスピースを何枚も交換し徐々に歯を動かすので、違和感や痛みを感じることは少ないでしょう。
また、ワイヤーやブラケット部分など、デコボコした部分がないマウスピースを使用するので、口内炎ができにくいのもメリットの1つです。
通院回数が少ない
インビザライン矯正は通院回数が少ないので、忙しくてこまめな通院が難しい方におすすめです。
「どのように歯を動かすか」「何枚マウスピースが必要か」「治療期間はどれくらいかかるか」など、治療前にシミュレーションしてからインビザライン治療を開始します。
細かくシミュレーションを行った後、一回歯型をとれば、治療終了までのマウスピースを一気に制作できます。そのため、ご自身でマウスピースを交換して治療をすすめていくインビザライン矯正は、通院回数が少なくて済むのです。
インビザライン治療における注意点
インビザライン矯正は芸能人にも人気の矯正治療ですが、メリットだけでなく注意点もあります。ここでは、インビザライン治療における注意点を紹介します。
装着時間を守らないと効果が得られない
インビザライン矯正は、1日22時間以上、食事や歯磨き以外の全ての時間マウスピースを装着することを前提に治療計画を立てています。
そのため、マウスピースを取り外しができるというメリットはあるものの、装着時間を守らなければ効果が得られません。食事や歯磨きが終わったら、すぐに装着するようにしましょう。
また、装着時間が短いと、歯が後戻りする原因にもなります。
マウスピースが入らなくなったり、治療期間が長引いたりするなど、治療計画の修正が必要になるかもしれません。
インビザライン矯正は、患者さんご自身の努力が必要不可欠な治療です。
計画通りに治療をすすめるためにも、必ず装着時間を守りましょう。
適応できないケースもある
歯並びや顎の状態によっては、インビザライン矯正が適応でないケースがあります。
歯の根の向きをかえたり、抜歯が必要で歯を大きく動かしたりするような場合には適していません。
インビザラインで治療できない場合は、従来のワイヤー矯正が適応になります。インビザライン治療が適応するかどうかは、歯科医師の判断が必要です。
ワイヤー矯正も含めて、ご自身に合った矯正治療を検討するのがよいでしょう。
まとめ
薄くて透明なマウスピース使用するインビザラインは、目立たないので芸能人の方にも人気の治療です。
ご自身のタイミングで取り外せるので、食事を楽しめたり、歯磨きもしやすかったりと、矯正治療中であっても普段通りの生活が送れるのもメリットの1つ。
しかし、インビザライン治療は、患者様ご自身の努力が必要不可欠です。マウスピースの装着時間を守らなければ、治療がうまく進まず、効果が得られません。
また、お口の状態によっては、インビザライン治療を受けられないこともあります。
ワイヤー矯正も含めて、ご自身に合った矯正治療を検討するようにしましょう。