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コラムcolumn

今からでも遅くない、メリットがある50代からのインビザライン

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歯列矯正のイメージは?

「歯列矯正」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれますか?
・治療期間が長い
・矯正装置が目立つ
・治療期間は生活が不自由そう
など、どうしてもネガティブなイメージを思い浮かべる方が多いと思います。

そのイメージを払拭する歯列矯正が、最近主流になっている「マウスピース矯正」です。
透明なマウスピースを使用して矯正していくので目立ちにくく、食事やケアの際もご自身で脱着可能というメリットで、近年で急速に普及してきました。

その中でも数多くあるマウスピース矯正の中で先駆けである【インビザライン】は、今までに世界1500万人以上の患者さんが利用し歯科医師からも信頼を得ているシステムで、国内でもインビザラインによる歯列矯正は広がりをみせています。

年齢でインビザライン治療を諦めている方は多い

今までネガティブなイメージが先行して歯列矯正を躊躇していた方も、マウスピース矯正のメリットで「歯列矯正を始めてみようかな」と考える方も増えたのではないでしょうか?

でも、中には年齢を理由にインビザライン治療を諦めている方はいませんか?
「今から始めても遅いかな」
「矯正は子供の時にやった方がいいと思うし今更・・・」
と興味はあるけど、矯正治療に対してこのようなイメージが先行するようで歳を重ねた方ほど、こういった声を良く耳にします。

しかし年齢を理由に、「今更もう遅い!」と諦めている方は間違いで、実は歯列矯正に『この年齢までに矯正をした方が良い』といった制限は無いんです。

今回は『50代からのインビザライン』という内容で、今からでも遅くない歯列矯正や矯正をする事により得られるメリットをご紹介いたします!

口腔内の曲がり角でもある【50代】

ところで、なぜ今回の内容で【50代からの~】とあえて年齢を指定したかというと、あるデータから口腔内の状況が悪化していく年代が、50代からが多いからなんです。

この口腔内の状態を悪化させる正体が「歯周病」です。
歯周病はプラークなどに含まれる細菌が原因で引き起こされる炎症性の疾患で、歯の周りの歯茎や歯を支える骨などを溶かし、歯の動揺の原因になり最悪の場合、歯を抜かないといけない状態になってしまう厄介な病気です。

日本歯周病学会のデータによると、歯周病羅漢率は40代後半から50代にかけて50%以上と高い割合になっています。
歯周病はプラークなどの細菌が原因だけではなく、喫煙や糖尿病など色々な要因も関係しており、年齢的にも体の変調が現れてくる時期といえるでしょう。

実際に歯周病と診断され、ご自身で歯の動揺がわかるほど症状が進行していたり、口腔内に何らかの不具合を感じている方の場合は、「矯正を始めてみようかな」という気持ちにはならないと思いますので、諦めてしまうのも無理はないですよね。

口腔内環境を改善すればインビザライン治療は可能

中等度以上の歯周病の場合は、歯を支える骨を溶かし歯の動揺も出てくるため、歯に負荷をかけてゆっくり歯を動かしていくマウスピース矯正は、リスクがあるのは間違いありませんし、治療をすべきではありません。

でも、諦めるのは早いです!なぜなら歯周病は
・軽度の歯周病の場合は、根源であるプラークや歯石を取り除く基本的な治療
・重度であれば外科的な処置(進行具合による)
で改善可能な病気なので、改善状況によってインビザライン治療が可能になるのです。

矯正治療に興味はあったけど、歯周病治療に矯正治療・・・もう沢山!と思うかもしれませんが、歯列矯正をした方が歯周病の改善になりますし、体調にも良い影響を与えてくれるんです。

インビザラインでの歯並び改善はメリットがたくさん

では、歯並びを改善する事によって得られるメリットはどんなものなのでしょうか?

①歯周病の改善や歯の寿命が長くなる

歯並びが乱れていると、ハブラシの毛先が当たらない箇所が出てくるため、食べかす等の汚れが落としにくくなり、結果ブラシが当たらない箇所はプラークや歯石の温床になり歯周病の要因になってしまいます。
歯列を整えることで、ハブラシの毛先がしっかり歯に当たり磨き残しが減らせますし、虫歯が出来にくくなり歯の寿命も長くなります。

しかも、インビザラインのメリットは取り外しが可能なので矯正治療中も普段と変わらない口腔ケアが出来るため綺麗な口腔内を保つことが可能なのです。

②咬み合わせの改善でよく噛めるようになる、健康になる
上下の歯の咬み合わせが悪いと、食べ物をよく噛めずに消化不良をおこしてしまったり、片方だけのあごで噛んでしまっていると、上下のあごの位置がずれ、結果的に肩こりや自律神経の乱れ、片頭痛が起きるなど体に異変が起きてしまう原因にもなります。

歯列矯正で咬み合わせの改善をする事で食べ物が良く咬めるようになったり、体調が良くなるメリットがあります。

③見た目や美しい歯並びで自信が持てる
歯列矯正を検討している方で一番気にされているのは【見た目】、つまり審美面ではないでしょうか?
綺麗な歯並びは自分の自信にもなりますし、笑顔が増え魅力的な人間に成長できます。
また、「ワイヤー装置が見えて矯正中だとバレてしまうのが嫌だ」と治療を避けていた方にとっては、透明なマウスピース装置を使用するインビザライン矯正は最適な治療法です。

見た目の改善はもちろん健康面でもメリットがあり、矯正方法の簡便さも兼ね備えたインビザライン治療は、まさに年齢を問わないオールラウンダーな矯正治療になんです。

年齢が上がるにつれて、若年層と治療の差が出てくる

年齢が高い方でも口腔内状況を改善して治療を開始すれば、メリットが多いインビザライン治療ですが、若年層と比較すると気になるデメリットがあります。

それが、治療期間が長く掛かってしまうという事です。
年齢が高くなればなるほど骨の新陳代謝が行われにくくなり、顎の骨も硬くなっていくため歯が動くスピードが遅くなり結果的に治療に長期間を有する場合があるのです。

矯正治療の開始年齢によって治療期間に差があるのは仕方ありません。
例えば6歳くらいの乳歯のお子さんで、歯並びに不安がある場合の矯正治療(第一期治療)をすれば、永久歯が綺麗に並ぶスペースを確保でき、永久歯に生え変わった際の矯正治療(第二期治療)をしなくても済む場合がありますし、第二期治療からでも早いうちから治療に取り掛かれば歯並びに悩む期間は短く済みますので、口腔内環境も良い状態で日々生活出来るのです。

60代、70代からでも始められるインビザラインですが、【歯が動きにくくなる】といった観点からみても、検討されている方は早めに取り組む方がベストといえるでしょう。

また、もうひとつのデメリットとして、インビザラインは1日22時間以上マウスピースの装着をする必要があります。
きちんと口腔内を綺麗にした状態でマウスピースを装着しないと、プラークなどが原因で歯周病の再発や、さらにひどくなってしまう可能性があります。
ケアの際は、必ずマウスピースを外してケアをする事が何よりも大事になってきます。

まとめ

一昔前の矯正治療と比べ、近年のマウスピース矯正は画期的で何より矯正装置の管理が簡便なので、歯列矯正をしたい!と思わせてくれますよね。
インビザライン矯正に興味はあるけど年齢で躊躇している方は、ぜひ諦めずに相談してみて下さいね!
いつまでも綺麗でいたいという気持ちに年齢は関係ありませんし、見た目のメリット以外にも、歯並びは健康面にも影響する重要な問題です。

年齢を重ねるごとに体の不調や、意欲的な面で諦めがでてくる事もあるかと思いますが、
素敵な笑顔が輝く新しい自分や健康のためにも、インビザライン治療を検討してみてはいかがでしょうか?

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