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注目をあつめている、インビザライン矯正
近年はSNSやネットで色々な情報が手に入る時代で、歯科においては審美治療や歯列矯正の情報がトレンドになっていますよね。そんな情報に触れる中で、「歯並びをきれいにしたいな」なんて思った経験はありませんか?
ここ最近は矯正をしていることが気づかれにくいマウスピース矯正が注目を集め人気になっています。
そのマウスピース矯正の代表格が「インビザライン」になります。
インビザライン以外にもマウスピース矯正は様々ありますが、インビザラインはマウスピース矯正のパイオニアで世界中で採用されていて、症例数も豊富な最も信頼の厚い矯正システムになります。
インビザラインを選択する理由は?
ひと昔前は、矯正治療のイメージといえば
- ・歯にワイヤー装置を固定するので目立つ
- ・歯が動いて治療が完了するまで装置をつけ続ける
といった、大変そうなイメージでしたが、近年のマウスピース矯正はそんなネガティブなイメージは無く、気軽に「矯正治療を始めようかな」という気持ちになれる矯正システムです。
透明なマウスピースで矯正をしていくので、矯正治療をしていることが分かりにくく、自身でマウスピースの取り外しが出来るので、とても簡便な矯正治療になるんです。
矯正中という事が気づかれにくく、装置をずっと固定する必要もないという点が、世界中で選択される理由の1つであることは間違いありません。
簡便と言っても、治療費はある程度掛かりますし、何かと不便な面も出てくるもので、理解はしつつも、治療を始めて「こんなはずじゃなかった!」と後悔はしたくないですよね?
ネットで検索すると「歯が動かず失敗した」「高額な治療費を支払ったのに後悔している!」というネガティブな情報も見受けられます。
今回は、後悔せず正しくインビザライン治療を受けていただくために、マウスピース矯正中に意識してほしい点やこれだけは守って頂きたいポイントをまとめてご紹介します。
ぜひ参考にしていただき、
インビザライン矯正で後悔しない為に心掛けたいこと
インビザライン矯正を検討されている方は、ご自身の歯並びが気になっている方だと思いますが、ご自分の矯正完了後の歯並びのイメージは想像できますか?
自信にあふれた素敵な笑顔を思い浮かべますよね!
その「なりたい笑顔」になる為には、長い期間を有する治療に耐えて我慢する事がとても重要になってきます。
長期間に渡る治療や、予定外のトラブルなども起こりうるので、想像より大変だったという方も少なくありません。
後悔せず、きれいな歯並びを手に入れるための成功の秘訣は、ポイントがいくつかあります。主に4つにまとめてご紹介します。
①マウスピースの装着時間の徹底
マウスピース矯正は、材料の弾力性を利用してゆっくりと歯を動かしていきます。その為、装着時間は最低でも一日22時間以上を推奨しています。ほぼ丸一日ですね!
装着時間が少ないと歯牙が治療計画通りに動かず、次のステップのマウスピースが入らなくなってしまう場合もあります。食事の際ははずしても構いませんが、ほぼ丸一日の装着は必須になります。
マウスピースを装着したまま過ごすのは違和感もあり、場合によって不自由に感じる場合もあるかと思いますし、新しいマウスピースに交換した場合は更に違和感を感じますが、
逃げ出さずに我慢強く装着して過ごして下さいね!
②奥までしっかりマウスピースを装着する
マウスピースで歯を動かすためには、奥までしっかり装着しないと矯正力が働かず歯が動いていきません。
装着時間をしっかり守っていても、少し痛みを感じる位置までしっかり押しこんで装着しないと意味が無いものになってしまいます。
アライナーチューイと呼ばれるマウスピースを歯に密着させる補助器具を用いたりするなどして、しっかり装着することが重要です。
歯がきつい、違和感があるという事は、きちんと装置が機能して矯正力が働いている証なので心配しないで下さいね!
ただし、あまりにもマウスピースがしっかり入らない場合は、無理をせず担当医に相談する事をお勧めいたします。
マウスピース自体が合っていなかったり、無理をして押し込むと破損して歯肉を切ってしまったりする場合もあるので注意が必要です。
③定期的に通院し歯科医師にチェックを受ける
患者さん自身でマウスピースを管理して治療を進めていく側面が大きいマウスピース矯正ですが、歯科医師による定期的なチェックはインビザライン矯正の成功の近道になります。
定期的な受診によって、知識を持った歯科医師が適切なアドバイスを患者さんに行えます。
- ・歯の移動量の確認
- ・歯の移動量が遅いので治療計画を練り直すか
- ・矯正装置にヒビが入っていないか、破損していないか?
などを歯科医師がチェックすることで、後悔しない治療に繋がっていきます。
忙しい方でもぜひ合間を縫って定期的な通院を推奨します!
④信頼できる歯科医師・医院で受診する
歯科医師が患者さんへインビザライン治療を提供するには、インビザラインの講習を受講し、証書の交付を受ける必要があります。
知識を持った上で治療を行わないと、適切な判断やアドバイスが出来ず治療が失敗する場合もあります。
初診時のインビザライン治療の向き・不向きの判断も重要です。
叢生(そうせい・歯が凸凹している歯並びのこと)が強く、そもそもがマウスピース矯正に不向きな歯並びの方がマウスピース矯正を始めた場合は、期待する効果が得られないケースがほとんどです。
その場合は、ブラケット矯正などの治療を検討する必要があり、初診時のマウスピース矯正の適応の可否の診断は重要ですし、歯科医師との相談や情報収集を行う事も大切です。
また、インビザライン以外にもマウスピース矯正は様々な企業から開発・提供されていますが、中にはマウスピース矯正に関する講習を受講をしなくても、歯科医師免許があれば治療を行えるシステムもあります。
歯科医師免許があれば矯正治療はもちろん行えるのですが、きちんとマウスピース矯正やシステムの特性を理解した歯科医師の元で治療をしないと失敗するリスクも高くなり、「後悔した!」という事にもなりますので、きちんと信頼のできるマウスピース矯正システムを導入している歯科医院で受診する事をお勧めします。
不安や心配な点は歯科医院へ相談を
お伝えした点を意識するだけで、だいぶきれいな歯並びに近づくはずですが、守って頂いても実際はシミュレーション通りに歯が動かない場合もあります。
その場合は諦めて途中でマウスピースの装着を止めたり、自己判断で次のステップのマウスピースに交換したりせず担当医に相談する事が一番大事です。
こういった予想外のトラブルが治療を妨げる原因になり、患者さんが後悔を感じる要因になるのかもしれません。
歯科医師と共に治療プランを確認し、適切なケアやプランに沿ったマウスピース管理を行う事で、より良い結果を得ることが出来るんです。
まとめ
いかがでしたか?
インビザラインで理想的な歯並びを手に入れるためには、
【治療計画に沿ったマウスピースを正確に装着して日々を過ごす】
それだけのですが、日常生活の制約や、予想外のトラブル、治療が長期間に渡ると中々モチベーションも長続きしません。
また、必ずしも完璧な結果が得られるとも限らないので、歯科医師との相談や治療方針の変更なども臨機応変に対応しなければならない場合もあります。
とはいえ、今回お伝えしたポイントを実践して治療に臨んでいただければ、後悔を最小限に抑えることができるはずです。
歯並びをきれいにしたいと検討されている方は、我慢や制約が色々ありますが、治療を完了したときの達成感や、きれいな笑顔を目標に、ぜひインビザライン矯正を検討されてみてはいかがでしょうか?